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中庭を挟んだ二世帯の家

構造規模 木造2階建
延床面積 236㎡
中庭を挟んだ二世帯の家

広がる畑地の中に住宅が点在する名古屋の郊外、150坪の恵まれた敷地です。

中年夫妻とそのご両親、大人だけの落ち着いた生活です。

周りの畑地からあまり生活を覗かれないようにガレージ、ご両親とご夫婦の3棟が

中庭を挟みコートハウスのように立っています。

ご両親の様子が少し分かるように両棟間はシンボルツリーの紅葉一本だけのプレーンな石畳の中庭です。 アプローチの脇に配した茶庭は玄関に組み入れた茶室からの景色になっていて毎日の季節感を楽しんでおられます。

中庭に一体化したLDKの床も同じ石テイストの大判タイルになっています。

靴を脱ぐ生活でのタイル床に心配もありましたが太陽を蓄熱する性質と輻射冷暖房のおかげで年配家族も快適に暮らせています。

LDKの居間の部分だけが吹き抜けになっており、間口奥行き天井高差が同寸の立方体に包まれた空間は相応しい落ち着きをもたらしています。

それほどハイコストではないものの、雲母を混ぜた塗り壁や本和紙のブラインド等、要所に使った伝統的な職人技の仕事が全体をとても豊かなものにしてくれました。

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