介護保険の認定を受けている方の住宅のバリアフリー改修には20万円までの補助が受けられます。
対象者:要介護、支援の認定を受けた方がお住まいの住宅改修
対象工事
(1)手すりの取付け
(2)段差の解消
(3)滑りの防止及び移動の円滑化等のための床又は通路面の材料の変更
(4)引き戸等への扉の取替え
(5)洋式便器等への便器の取替え
(6)その他前各号の住宅改修に付帯して必要となる住宅改修
ここまではご存知の方は多いかもしれませんが、実際の利用については注意すべき点があります。
それは、“工事の前にの認定受けておく”ということです。
↑これが届いてから工事にかからないと、原則補助がおりません。
認定を受けるには、
●工事業者に上記の対象工事の見積もり
●改修前の日付入りの写真
●改修前の図面、改修後の図面など
上記を申請書に添えて市町村に申請します。問題なければ1週間程で認定通知が届きます。生活の安全にかかわることなので工事を急ぐ気持ちはありますが、始めてしまったものを後から申請して補助を受けることはできません。計画的に行うことが肝要です。
◆まずはケアマネージャーや福祉住環境コーディネーターに相談して進めてください。
あと20万円という金額についてですが、実質は20万円の9割、つまり18万円が補助の上限となること、また、工事完了後、支払を全て済ませその領収書を提出した後に補助が受けられる、ということも注意が必要です。
伊藤 晋一郎(福祉住環境コーディネーター)
一級建築士設計事務所 株式会社 有理社
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