建具と家具の出来次第で部屋の雰囲気は違ってきます。
建材メーカーの既製品に圧倒され ここも職人さんが激減しています
良い職人は頑固でも新しい工夫への挑戦も惜しみませんが
一口目には「それは無理」「やったことが無いので出来ません」の一点張り
残念ながらこの手の職人で腕が良かったことがありません。
今回も後者に近い職人さんですが・・・まあ工務店の都合もあるので・・・。
玄関正面 ガラスの格子戸です
部材をもう少し細くしたかったのですが「これ以上は無理」とのことでした
表裏の格子間にガラスが入っているので・・・極めてガラスが拭きにくいのが難点です。
玄関のシューズクローク兼納戸の扉と掛け障子です
壁とは色違いの々和紙を貼りました
全体を落ち着いた色調に揃えたつもりです
トイレの引き戸です
片引きにすると65cmしか有効開口が取れませんが
2枚引き戸にすると93cm取ることが出来ました
扉枠を収納家具と一体にして引き込んでいます。
ワンルームなので客がたとき障子を出して寝室を隠します
普段は仕舞い込んで あくまでワンルームです。
廊下の棚の奥行は18.5cmです
B-5版が入る寸法なので大概の本なら収まります
狭いスペースを利用するのがリフォームの大事なところです。
これもガラス戸の枠と一体にすることですっきり納めています
メーカーの扉では不可能です。
柱型に余った寸法があったのでキッチンと洗濯機の間に やはり18.5cmの棚を設けました
ほとんどの物がこの奥行に十分入ります。
収納は小さくてもよいので適材適所にあるのが大切です。
奥行の深い収納より 全てが見える浅い棚が使い易くて便利です
ず~つと眠ったものが無くなるので、無駄をなくし清潔さにも繋がると思います。
坂本 悠
一級建築士設計事務所 株式会社 有理社
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