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贈与税における土地の評価額について

2017年03月01日

路線価とは?

今の時期は税務署が大忙しの時期です
という事で少しでも税務署のお役に立てるように
今回は表題にあるように贈与税における土地の評価額についてお話します

私たちは不動産を贈与してもらうとその評価額に対して税金を払う事になります
不動産の中には土地と家屋とあり今回は土地に絞ります行きます
ではその評価額はどのように決めるのでしょうか?

それは「路線価」にて決まってきます
路線価とは国税庁が示す、地域の路線に面する宅地の、1㎡当たりの評価額のことです。
自分の土地の路線価を調べるには国税庁が運営しているWEBページの財産評価基準書にて調べる事ができます

この自分の土地の路線価に土地の面積をかけると土地の評価額という事になります
という事はいろいろなHPに書いてありますがこれだけではひょっとしたらたくさん税金を払う事になるかもしれません

土地の評価額を出すのにはもう一つ値がありそれが「奥行価格補正率」というものです
この奥行価格補正率というものは簡単に説明すると奥に長い土地は使い勝手が悪いので評価が低いと考えてもらえればいいと思います
(道路に接してる部分の方が土地の評価が高いの表現の方がいいかもしれませんが・・)
これも国税庁のページにて確認する事ができます


奥行価格補正率

 

 

 

 

一般財団法人 資産評価システム研究センター 発行
「固定資産税評価のあらまし」の挿絵より抜粋

 

上記の土地のような土地の場合普通住宅地で奥行きは15mなので補正率は1.0となり
15m x 12m x 50,000円 x 1.0 = 9,000,000円となります
このような簡単な形状の土地ならば簡単に補正率を出せるのですが

・土地の形状が複雑で奥行きがどこかわからない?
・マンションのような大きな敷地で寸法がわからない?

という事があります
税務署の判断にもよりますが大体このように考えるみたいです
奥行価格補正率


左の図のような敷地の場合は
敷地面積は204㎡ 一番長い奥行きは19m 短い奥行きは15m
道路接道長さは12m  です

長い方が掛け率が低くなるので19mでというのが一番理想ですが
204 / 12 = 17 で17mという事になります
ようは平均ですね

 

 

 

また「マンションのような大きな敷地で寸法がわからない?」ときは
こんな便利なサイトがあります
「キョリ測」  や  「googlemap」

などで地図上の2点をクリックして距離を出してくれるHPです
吹き出しとして距離がでてくるのでキョリ測の方が見やすいかなと思います
このようなものを使用して奥行をだして添付資料として提出すれば
大きな分譲マンションの土地などは掛け率0.8となる場合も多いのではないかと思います

なんか途中っぽいですが今回は以上です

また税金等の役に立つ情報を上げていければ思います

 

坂本 成

坂本 成

一級建築士設計事務所 株式会社 有理社

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