設計コンペ（設計競技）の説明会に行ってきました。
建物の設計者を決める方法として、施主が複数の設計案を募集してその中から優れた案を選ぶというのが設計コンペです。
従来コンペといえば公共建築がほとんどでしたが、最近は特に住宅設計でコンペ方式が採用されるケースが一般化しています。
なにより公平性を保つことはもちろんのこと、選考する側にも審査をするに相応しい見識が必要なのですが、まあ巷のコンペでは依頼主の判断に委ねることがほとんどです。
今回はちょっとした工場建築で 数社の設計会社が その作業現場を見学しコンペの資料を貰って来ましたが、依頼主も不慣れで資料の内容不備などがあって少々不安な出だしではありました。
工場の前に 思いがけない見事な桜でした
工場見学はいつも面白く、職人さんの技に見入ってしまいます。
数百種の金型ですがまるでアートです
不覚にもついついこんなものに興味がいってしまいました。
たまには僕たちにも声が掛かりコンペ参戦するのですが、
勝率は５割ほどで・・・・まあまあだと思います。
最近のコンペのプレゼンはＣＤを駆使したデジタルな物が主流ですが
住宅など小規模なものはアナログな模型で 僕らは勝負に挑んでいます
なんとか仕事になった 傾斜地に立つ住宅の模型です
傾斜地を理解するには模型を作るのがいちばんです
これは気に入っていただき 決め手になった工場模型の全景です
建物が真ん中からパックリ割れて 内部の空間が見えるようになっています.。
模型はお客様への説明用ですが 自分たちの確認のためでもあるので
とても重要なことだと製作しています。
いつでもお作りしますよ。
坂本 悠
一級建築士事務所 株式会社 有理社
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