住宅木構造の打合せに工務店まで行ってきました。
週一の工事定例打合せは、弊社で、現場で、工務店でのどちらかで行います。
現場を見ながらの打合せが原則ですが、工事早期の打合せや図面のチェックは
事務所の方がじっくり落着いて仕事が出来ます。
昨日は構造の打合せなので プレカット工場の担当者も参加して、材料確認を兼ねて
じっくり工務店へ出向きました。
最近の、特に市内の工務店は無店舗販売のように「不要な材料を持たない・自前で加工をしない・現場作業も極力減らす」と合理化一途傾向です。優秀な工務店は図面をプラモデルのように解きほどき材料を注文して現場へ直送、倉庫も作業場もありません。 なにしろ材料ストックを持ち、作業場を構えるのも都会では容易なことではありませんし、現場のゴミの処理代だけでもばかになりません。
しかし郊外にある作日の工務店は潤沢な敷地に材料倉庫や作業場が数棟、まあ従来型の工務店経営です。事前に使用する柱や梁の材料を吟味しそろえてくれているので、実際の取り付け位置と照らし合わせながら確認することが出来ます。
柱を並べて 1本ずつ検品します
それでもチェックの結果2箇所の柱を不適と判断しましたので、職人さんと会話してその場で取り替えていただき再確認してきました。
やはりこの方が安心できるし、間違いなく家を作っている感じがします。
七宗町の東濃桧です
使う柱は100本ほど、
壁に埋まって見えない管柱は、国産のブランド物で12cm角でも1本3000円ほど
100本で30万円 構造材が全体予算中に締める割合はしれています。
ぜひ国産の太い材料を使ってください、建物の強さに多いに影響します。
和室に使う化粧柱は1本15000円ほどなら充分です。
大黒柱のように使います
倉庫には構造材、仕上げ材と材木がいっぱい詰まっていて、それが工務店の売りなのですが、いつ使われるか分らない高価な材料などを大量に保有して、大きな経費が掛かっているのも確かです。
板材、ほんの一部です
事前の工務店の特性を良く知って、自分に合った工務店と付き合うことが
とても大切なことだと思います。
坂本 悠
一級建築士事務所 株式会社 有理社
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