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改正省エネ基準

2013年04月16日

改正省エネ基準の講習を受けてきました。

これは以前書かせて頂いた低炭素住宅の認定を取る為の基準です。

この低炭素住宅の講習会の参加は2回目となるのですが共に満席状態でした。
なぜ?  この低炭素住宅に関心が集まっているかと言うと
優遇処置が受けれる事もあるとは思いますがなんと言っても
2020年に予定されている省エネ基準の義務化に向けてのベースとなる事大きいと思います

ではいままでの省エネルギー基準となにが違うのか? というと
これまでは暖冷房負荷だけを対象としていましたが
生活全般の消費エネルギー(一次エネルギー)と外皮基準(断熱)の二本立となる事です。

この一次エネルギーを対象にするという事は言われると当たり前のような気がしますが、
建築では熱ばかりに目を向けており今まで見逃していたという感じがあります。

その中の話で特に面白かった話として全熱交換換気システムがありました。
これは換気による熱のロスを低減する為の換気システムで、
使用する事により省エネとなると思われているのですが
この考えには電気の消費エネルギーが考慮されていなくて
一般の部屋でエアコンによる暖冷房時の電気消費エネルギーをみると、
実はロスナイをつけた方が電気使用量が1割ほど大きいという実験dataがあるそうです。
熱のロスが減るという事は当然電気消費エネルギーも減ると思っていましたが、
熱にばかり目がいっていて今まで見れていなかったと大変勉強になる話でした。



坂本 成
坂本 成

 

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